マニラ空港拡張計画 世界最悪空港の挑戦




マニラ新空港

サンミゲル社が提示した新マニラ空港案

 

セブの新空港について調べていたら、今度はマニラの空港のことが
気になってきたので、色々調べてみました。

マクタン・セブ新空港については、ココココ




結論を先に書くと、

 

マニラ空港の大幅拡張に関する”確たる計画”はありません。

 

こう書くと、身も蓋もないのですが、”動き”そのものはあります。

私が調べた限り、2つの計画が既に政府に提示されています。

 

1, 日本国際協力機構(JICA) 案

2014年3月に、フィリピン政府の要請に基づき作成・提出されました。

マニラ南部のSangley Point(旧米軍空軍基地)に、最終的に年間1億人(年間)キャパの空港を新設するというものです。

To turn a former U.S. Air Force base – Sangley Point – which is located south of the city, into a new airport capable of handling 66 million passengers by 2025 and 100 million by 2040.

 

2, サンミゲル社 案

そうです、あのビールのサンミゲルです。
実は、2013年にフィリピン航空に49%の出資をしているのです。

そして、2014年の5月に、政府の要請も全くないまま、マニラ空港の移転計画を提出したのです。プランそのものは、アメリカのエンジニアリング会社が作成したそうです。

 

少々話はそれますが、このプランに関する記事を読んでいて
unsolicitedという単語を覚えました。

意味は、

unsolicited offers, advice, presents, or other things are things you receive that you do not ask for, and may not want

「頼んでもいない」とか、「望まれもしていない」、といった意味でしょうか。。。
政府の要請もないまま、という意味をこの単語で表現していました。

面白い表現ですね。

 

話を元に戻します。

このサンミゲル案のポイントは、ざっと下記の通り。

 

・新空港は、マニラ湾を埋め立てて建設するので、首都圏からのアクセス抜群
・総予算、100億ドル(約1.2兆円)
・政府のGoサイン後、5年以内に運営開始をコミット
・建設のみならず、35年間の運営もサンミゲルが行う
・自分でファイナンス(資金調達)するので、政府からは1ペソも貰わない
・こちらも、キャパは最終的に1億人

 

 

かなり、インパクトがある計画ですね。

 

もう、これで決まりでは?

 

ちなみに、マニラ空港は2014年、3,200万人の利用があったそうです。
設計上のキャパシティは600万人との記事もありますが、おそらく、
これには新しい第3ターミナルは含まれていないと思います。

まあ、仮に第3ターミナルを1,000万人と見積もっても、
キャパの倍で運営している計算になります。

 

そりゅ、あれだけ遅れる訳です。

 

更に、JICA案・サンミゲル案以外にも、クラーク空港を拡張するという案
あるようですが、これはナンセンスです。

現在、マニラからクラークまでは、車で2時間程度かかります。
高速鉄道や高速道路で繋ぐのに何年かかるか分かりません。
というか、繋いでも遠すぎますね。

 

私が調べた限り、政府は急いで採用するプランを決定し、
来年の2016年には入札を実施するスケジュールとのことです。

仮に、サンミゲル案を採用し、彼等の言い分を信じるとしても
最短で2021年にオープンということになります。

まだまだ、随分先のハナシです。

 

ここまで書いて、今日の記事は終わりにしようと思っていたのですが、
最後に、とんでもない記事を見つけてしまいました。

 

 

2014年秋、サンミゲル、フィリピン航空から出資撤退

 

 

明日、続きを書きます。

 
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