フィリピン・ビジネスの不思議 2種類のレシート




フィリピンには、2種類のレシート(領収書)があるのをご存知でしょうか?

Official receipt オフィシャル・レシート
Acknowledgment receipt アクナレジメント・レシート

前者を、略してO.R.(オー・アール)と言います。

私は普段、会社の経費の支払は、フィリピン人スタッフにお願いしています。
よくそのスタッフから「今日はO.R.は貰えなったので、明日貰いに行きます」
というような報告を受けていました。




 

私は不思議に思いながらも、
「ここにレシートあるし、O.R.なんてどうでもいいや」
と、最初の頃は思っていたのですが、これが大間違い。

 

フィリピンの常識は、世界の非常識。

 

しっかりと意味があったのです。

 

フィリピンでは、日本の消費税に該当する

付加価値税/VAT(Value Added Tax)は12%

 

そして、このVATは、

オフィシャル・レシートをもとに、課税されるのです。

 

ですから、毎月のVATの申告の裏付けとして、O.R.が必要となります。
(逆に言えば、O.R.が無かったら、VATの手続きは不要とも言えますね)

 

売上に掛るVAT(アウトプットVAT) – 支出に掛るVAT(インプットVAT) = 納税額

 

上記の算式なので、しっかりとO.R.を貰わないと損をすることになります。

下記の例を見て頂ければ、分かり易いかと思います。

 

今月10万ペソの売上(課税売上)があったとします。

この売上のVATは、10,714ペソ (100,000/1.12*0.12)
※フィリピンは、内税が一般的です。

支出(課税仕入)は、6万ペソとします。

この仕入のVATは、6,429ペソ(60,000/1.12*0.12)

アウトプットVAT 10,714 – インプットVAT 6,429 = 納税額 4,285 ペソ

 

上記のような計算をして、申告書を記入し、毎月VATを納めることになります。

細かい手続き論は、ネットで調べればいくらでも出て来ますが、
こうした基本さえ押さえれば、必要十分かと思います。

 

ちなみに、Acknowledgement Receipt/アクナレジメント・レシートは、
きっとフィリピンの文化だと思います。

グーグルUKで検索しても全然出てきません。

あくまでも”補完的な帳票”ということらしいですね。
Supplementary receiptsの一つとして、下記のサイトで定義されています。

http://taxacctgcenter.org/bir-official-receipts-and-sales-invoices-in-the-philippines/

 

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