さて、久しぶりに英語学習ネタ、IELTSです。
IELTSのスコアは、バンドという数値で示されます。満点は、バンド9. そこかれ、0.5きざみに、8.5→8.0→7.5→→→0.5→0となります。
Listening/Reading/Writing/Speakingのそれぞれに、このバンドが与えられ、それを基にOverall(総合点)が算出されます。
もしListeningの正答率が80%であれば、9×80%=7.2→バンド7、となります。私は以前まで、テストごとの難易度によって点数補正が行われると思っていたのですが(偏差値のような考え方)、ある英語学校の経営者の方より、上記のような単純計算であると教えて頂きました。
次に、Overallの算出方法は下記の通りです。
ケースA : L 6, R 6.5, W 5, S 5.5 の場合は、合計22.5点/4= 5.625 → overall 5.5
ケースB : L 5.5, R 6, W 5, S 5.5 の場合は、合計21.5点/4= 5.375 → overall 5.5
計算方法はいたって単純ですが、注目すべきはケースAの方が、LとRの点数が高いにも関わらず、Overallでは同じスコアになってしまう点です。
IELTSはスコアが出易い、という説を唱える人も多くいますが、それはこのような現象を捉えて言っているのかもしれません。
また、現実的にも同じoverallスコアであっても、能力に開きが出ることは明らかですね。
最後に、スコアの目安。
オーストラリアで永住権取得:全科目で5以上が必要
イギリス大学 留学 :overall 5.5~6.0
イギリス大学院 留学 : overall 6.5~7.5
私の経験や友人の話に基づくと(勿論、個人差はありますが)、
Overall 6 は、勉強すれば何とかなるレベル
Overall 6と6.5の間には、かなりの壁があります。
Overall 6.5 と7の間には、途方もない壁があります。
Overall 7.5、non-nativeのほぼ限界値、ではないでしょうか?
イギリス留学時、クラスメートの英語ペラペラ・インド人が、7.5と言ってましし。。。先日、イギリスで会った今年のMBA学生の方も、同様のことを言っておりました。また、私の知る限り、セブの英語学校の先生も7や7.5というスコアが多いようです。
参考までに、下記が母国語別のIELTSスコアの分布です(2017年)。
日本語(日本人)は一番下にあります。Overall 8.0が1%、Overall 7.5が3%ですので、上記の私の説はこれで裏付けられた形になりますね。
まあ、帰国子女とかイギリス在住10年とかいうガチでペラペラの人は除外して考える必要がありますが。。。
一方でフィリピン人は受験者の30%が7.5以上です。素晴らしいですね!
そして、驚愕すべきはドイツ人受験者の62%が7.5以上ということです。まあ、これは体感的にも納得できます。ドイツ人、本当に英語上手いです。
Source:
https://www.ielts.org/teaching-and-research/demographic-data
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『フィリピン留学 ブログには書けない話』
非帰国子女として英語を10年間勉強し、
英国にMBA留学し、
フィリピンに4年住み、
セブ島で英語学校を経営してきた
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