セブでの行政手続 BIR忍耐編




 

最近ある企業の立ち上げを手伝っており
1月第1週からエンジン全開

早速行った先は マンダウエ市のBIR
BIRとは Bureau of Internal Revenue の略
日本語訳は 内国歳入庁

まあ平たく言うと 税金の徴収を一手に司る恐~いお役所のことです

 

ちなみに日本人の方がセブでビジネスをされる場所は 大体3つの市に絞られます

 

セブシティ
マンダウエシティ
ラプラプシティ(概ねイコール マクタン島)

 

今回の依頼はマクタンに新たな法人を立ち上げるというもの
しかし マクタンにはBIRが無いので お隣のマンダウエ市のBIRまで遠征します

 

最初にしなければいけないことは ざっくり言うとこの3つ

・TINの取得
・納税者登録
・印紙税の支払

TINとは Taxpayer Identification Numberの略
日本語で言うと 納税者番号ってところです



さて この基礎的で単純且つ機械的な手続きに 一体どのくらいの時間が
掛かると思いますか?

日本なら合せて1時間も掛からないような気がしますが
ここフィリピンで実際に要した時間は

 

 

 

 

8時間

 

 

 

 

まあ大体の予測はできていたので 当日の朝は
8時に当社のエースAリンとBIRで待ち合わせ

日本では考えられないくらい グルングルン 色んな場所を盥回しにされます
家を出る前に『今日は絶対怒らない』と少なくとも20回は
自分に言い聞かせてきたおかげで この理不尽な仕打ちにも何とか耐えます

ホント成長しました  自画自賛…

 

しかしAリンは遥かに私の上を行きます
『それ先に言ってよ!!』と指を突き刺して言いたくなるような場面でも
全く動じません

涼しい顔で 穏やかな声で イェス サ~ オッオ~  オ~ケ~ラ~ン
てな感じでヒラリヒラりと流れに身を任せます

 

これが40年フィリピン人一筋でやってきたAリンの実力♪

 

免許皆伝

 

子供の頃からずっとこんな仕打ちを受けてきたAリンにとっては
なんてことは無いのでしょう

フィリピン歴2年の私など足元にも及びません

 

 

しかし フィリピンの行政手続きはホントスゴイです
理不尽と無責任と自己中のオンパレード

 

一つだけ この日起こったことをご紹介します

納税者登録とは 正確には
①BIRに申請書を提出し受領印を貰い
②それを銀行に持って行って手数料の支払いをし
③その支払証書をもう一度BIRに持っていって申請する という

『非効率的なやり方』ランキングがあったら 間違いなく上位に顔を出しそうな
全く理解に苦しむプロセス

しかもこの支払いができる銀行は一つだけ
更にBIRとこの銀行は歩いてはいけない距離
そして 両者の間を結ぶ道路は セブ随一の渋滞ポイント

 

なんとかBIRの手続きを済ませ Aリンと共に銀行へ
そこで脅威の1時間半待ち

ようやく順番が来てアーリンがカウンターに行くも
一撃であしらわれ泣きそうな顔で私のところへ

 

なんとBIRのサインが一つ抜けているので支払いができないとのこと

 

そのサインとは ペナルティ金額の承認サイン
実は手続きに遅延があったので1,000ペソのペナルティを課せられたのだが
その1000ペソが正しいことを承認するサインが必要だというのだ

 

あまりの馬鹿さ加減にあきれるばかり

 

いやいや こっちは『払う』って言ってるわけです
それを拒絶するって 完全に目的をはき違えてます….

スピード違反の罰金を払いに行って サインが無いから払えません
って言われるようなもの

 

結局 BIRと銀行の間を2往復

 

最後の2時間は冷房で極寒のBIRの中でブログを書きながら時間を潰しました

 

8時間

 

たった3つの手続きに8時間

 

『修行』という言葉以外に 自分を納得させられる言葉が見つかりません

 

フィリピンでビジネスをするとはこういうことです
まあ こうした手続きを自分でやる日本人はほとんどいないと思いますが…

 

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日本とは言語も文化も全く異なる別世界のフィリピン。セブ在住5年の筆者が、セブ島での生活とビジネスをリアルに語ります。嘘&誇張一切なし。ガチで書いてます。


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