想像を絶するフィリピン・クオリティ ジョリビー編




 

今週のとある昼下がり

 

ショッピング・モールで買い物を済ませたオフィスへの帰途

 

私の眼前に 敢然と立ちはだかる赤いミツバチ

 

フィリピンの国民食 ジョリビー

 

人間の食欲を最も刺激する色『赤』で フィリピン人の胃袋を鷲掴みにし
その上 その安価なライスとチキンとコーラ(フィリピン版 トリプル・スリー)で
大半のフィリピン人の腹を膨張させ続ける この国に不健康食文化を浸透させたA級戦犯

 

そのRed Beeは 文明国ジパングからやってきた
健康オタク・ビジネスマンの胃袋をも 的確に刺激する

 

最後にジョリビーに入ったのはいつだったか?

 

記憶に頭を巡らせつつ 店内の列の長さを無意識にチェックする

 

Multitasking

 

複数のことを同時にこなすこと

 

日本人にできてフィリピン人にできないこと

 

文明人にはできて猿にはできないこと

 

 

どのレジも3人程度

 

3人+2分 +予備1分 = 7分

フィリピン人の動作スピードを踏まえた 経験と失敗に基づく予測

 

7分

 

他の店に行っても かならず数分は待つであろう

 

勿論 移動時間もかかる

 

ここで 待つことが何よりも嫌いな せっかち・健康オタク・ビジネスマンが
自分にゴーサインを出す

 

久しぶりのジョリビー

 

厨房も店内も 1㎡以内に平均2人はいるのではないかと思われる
驚異的な人口密度

 

見渡す限り 至近距離にざっと50人はいる

 

その密度で繰り広げられる 会話とギャハハ笑いとハイタッチ

 

世界一騒音とノイズに寛容なこの国では 誰も声を落とさず 誰一人口を塞ぐことはない

 

カオス

 

並んでものの15秒程度で 後悔を始める

 

しかし サムライの国からやってきたビジネスマンに二言は無い

 

ここはじっと待つ

 

順調に 1人目がトレーを持って席に向かう

 

残り2人

 

悪くないペースだ

 

そこへ ジョリビーの男性スタッフが注文を取りにくる

 

混雑時には こうやって事前に注文を取り レジではその注文を書き留めた
伝票を渡すだけで済む という仕組み

 

B4下さい 飲み物はスプライトで

 

正確に B4 SP と記された伝票を渡される

 

レジも順調に進む

 

概ね予想通り 6~7分で自分の順番がきた

 

伝票を渡す

 

B4でスプライトですね?

 

Yes

 

ここで残念な事態が発生

 

レジへの現金の補給が始まる

 

不測の事態

 

しかし仕方ない

 

打てる手段はない ノーチョイス

 

スーパーマーケットでも何度か経験したことのある儀式

 

10分は待つことを覚悟し 最近入れる頻度が富みに高い
『感情ゼロ』スイッチを奥深くまで入れる

 

予想通り 遅々として進まない

 

スタッフもイライラしながらも スプライトを汲みに行く

 

代金の85ペソに対し 100ペソ紙幣をカウンターへ置く

 

この時点で私がすべきことは 待つことだけ

 

どうやらトラブル発生

 

何人かのスタッフへ相談するも解決しない

 

とうとう違う色の服を着た スーパーバイザーが登場

 

さすが スーパーバイザー

 

サクッと問題を解決

 

これが 月給9,000ペソと15,000ペソの差か?  あくまでも推測

 

 

この時点で レジで待つこと およそ10分

 

 

ジョリビーに入ってから トータルで16~17分

 

 

スタッフが 調理済みの食べ物が並ぶカウンターへ向かう

 

今日も何とか耐えきった という深い満足感に浸りながら
B4セットが手元へと届くことを期待した刹那

 

思わぬ土人の一言が 最後の一撃となって 無実な日本人を襲う

 

 

 

いま準備してるので あと7分お待ちください

 

 

 

いま 厨房にオーダーしたんかい???

 

 

 

Multitasking

 

それが無理なことは分かっていても さすがに酷い

 

感情ゼロスイッチが 逆流のように押し戻されるのを
必死でこらえながら 最後の一言を告げる

 

キャンセル

 

えっ ちょっと待って下さい

 

ひるむ 猿ジョリビー

 

だから キ・ャ・ン・セ・ル

 

ちょっと待ってください

 

そう言葉を残して 厨房内へ走っていく土人

 

上司に相談にでも行ったのかと思いきや

 

 

なんと手にはB4セットが…

 

 

いやいや やればできるじゃん!

 

こうして赤いミツバチの誘惑から始まった
20分ばかりのささやかな修行は幕を閉じた

 

フィリピン・クオリティ 恐るべし

 

悪気が一切なく 全力でやってこれなのだから
もうどうすることもできません

 

修行はまだまだ続く…

 

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