BIRからVAT免税証明書を取得するという超面倒臭い苦行(2)




 

さて決勝の日。これまで何度となく無益な戦いを経験してきた身としては準備に余念はない。

 

 

免税を要求するリクエストレター

CORのコピー

SECのコピー

営業許可証のコピー

BIR関連の資料一式

TESDAのライセンス本書とコピー

 

 

本グロブでは何度も書いているが、フィリピンの役所には「必要書類リスト」などというものはない。全てそのブランチごとに、担当者ごとに決まる。同じ役所でも担当が違うと全く異なることを言われる。だから、一度手続きを依頼した担当者の顔と名前は絶対に忘れてはいけない。更に、この国にはフォーマットとか記入例などという、文明国であれば必要最低限と思えるものすらない。だから、庶民は間違いや記載漏れを連発し、役人は日夜同じような低レベルの指摘に明け暮れることになる。そう、そこには改善などという高等概念は存在しない。



 

12月14日(水)13時、私は戦場に落りたった。朝から「絶対怒らない」と10回以上は言い聞かせ、感情ゼロスイッチを奥深くまで押し込んでからBIRの扉をくぐる。受付にVATの免税手続きに来た旨を告げると、オフィスの奥深くに一際偉そうなオーラを漂わせるおばちゃんのところへ行くよう指示を受ける。

 

Chief Client Support Section

 

そのおばちゃんの目の前には上記の肩書きを記すプレートが置かれていた。どうやら、少しは?本当に偉いらしい。前の客の対応を待ちながら、フィリピン人の割り込みを氷の一瞥で撃退しながら待つ事5分、私の番がやってきた。このおばちゃん、どこかで見たことがある。化粧が濃い。やたら髪型が決まっている。

 

 

IKKOじゃん!!

 

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しかし、感情スイッチゼロ・モードの私の心には、そんなことではさざ波すら立たない。淡々と説明する。IKKOからようやく一言。「いま担当者が外しているので少し待ってください」。

 

 

大きく前進!!

 

 

なぜ前進か?フィリピンの役所は、まず必ずNOから入るのです!虐げられることに慣れた庶民に対しまずはNOを突きつけ、力の関係を見せつけた後で、自分に都合の良いペースで物事を進めるのである。文明国ではこれを権力の濫用というが、この猿の惑星では誰もそんなことは言わない。そう、それはすでに文化の一部なのだ。しかし、奴らは一部の外国人にはそれが通用しないことを経験上知っている。一部の外国人とは、「英語を話しはっきりと意見を言う人たち」のことを指す。実際に、私はこれまで何度もBIRとのバトルを繰り広げ全勝を勝ち取ってきた。まあ、法律通りやっているので当たり前なのだが。そうこうしているうちに、担当者という名のIKKOの部下(下僕)が帰ってきた。簡単に指示を出すIKKO。一切私の目を見ようとしないソバージュ・おばちゃん(なんか髪型決まってたのでこう名付けます)。こうして、ようやく「実務」のテーブルにつくこととなった。BIRに到着してから約15分。ここまでは順調だ。

 

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日本とは言語も文化も全く異なる別世界のフィリピン。セブ在住5年の筆者が、セブ島での生活とビジネスをリアルに語ります。嘘&誇張一切なし。ガチで書いてます。


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