PhilHealth
年次更新の手続き不要。
BIR
年末に、前年分の手書きの帳簿を提出し、今年分の新しい帳簿を登録しておく。
年が明けてからの作業は4つ。
Form 0605
フォームを作成し、そのフォームを銀行に持参して500ペソ払って終わり。
1604E
毎月支払うForm1601-Eの年間まとめ。
書類を作成し、オンラインで申請した後、わざわざ印刷してBIRに提出するという儀式が超面倒。
期限は3月1日。
1604CF
末月支払うForm1601-Cの年間まとめ。
1604Eと全く同じ手続き。
但し、提出期限は1月31日。
更に、従業員にはForm2316を作成し渡す必要あり。
源泉徴収票のようなもの。
但し、これを作成していない会社も多いらしい。
実際に、K国人経営の学校で長く働いていた講師は
「初めて見ました」と目を丸くしてました。
決算
期限は4月15日。
私はオンラインの会計システムを使用しているので、正月にはPLもBSもできてます。
これができれば、BIRのFormを作成するのは楽チンです。
3月頃には作成して、公認会計士に監査を依頼し期限までに提出します。
BI
Bureau of Immigration (BI) 移民局事務所。
BIのウェブ上で個人情報の登録を済ませた上で(アニュアル・リポート)、
パスポートと印刷した書面を持って、最寄りのBI事務所にいきます。
所用時間、約15分。
310ペソ払って終わりです。
9Gビザ(就労ビザ)を持ってる人は、提出&支払い義務があります。
また、ビザの更新時にも質問されます。
Sanitary Permit
更新には、前年度の許可証と従業員のヘルスカードが必要。
このヘルスカードとは、従業員の「健康証明書」のようなもの。
要は、「事務所に感染症に感染している従業員がいてはいけない」という思想に基づく制度(多分)。
制度そのものが古すぎます。
しかも、このヘルスカード、会社の本社がある市が発行するものでなければいけない、
のです。
2年前に、セブ市に住む従業員のセブ市発行のヘルスカードを、ラプラプ市の保険事務所に定示したところ、却下されたという馬鹿らしい思い出もあります。
それと、なぜかラプラプ市の保険事務所は外国人に冷たいので、
ここだけはフィリピン人スタッフに代わりに行ってもらいました。
以上で、4回にわたって連載した「年次更新手続き」は終了です。
少しでも、猿の惑星フィリピンの後進国ぶりを感じて頂けたら幸いです。
経済発展著しいフィリピン!
日本もそのうち追いつかれる!!
この連載を読んで、あなたはまだそう言えますか?
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