このブログでも何度も取り上げている最悪の役所、TESDA。ざっくり言うと、TESDAはフィリピンの職業訓練学校を統括する役所のことです。そして、フィリピンで英語学校を経営するためには、TESDAが直接提供するトレーニングを修了することで取得できるTM1(Training methodology)という資格を有する教師が必要です。日本で不動産業を営むのに、宅建の資格を持っている人が必要なのと同じようなイメージです。
TM1保持者は1人でも多い方が安心感につながるので、2018年10月に新たに雇用した教師のためにTM1コースに申し込みをしました。フィリピンのこうしたコースは、申込者が定員に達した段階でスタートする、完全に顧客無視のスタンスです。そして、その定員は18名。参考までに、2018年10月時点の申込者はたったの3名でした。
その後、何度か問い合わせをしたのですが、先方は一切無視。メールには絶対に返信しない。電話にも出ない。実はオフィスにいるのに出ないのです(これあとで確認したので本当です)。そして、さすがに業を煮やし2月頃に当社のスタッフに現地に行かせました。すると、あっさりオフィスにいるのです。そして、返事は「まだ」の一言。一切謝罪はなかったそうです。
そして、ある土曜日のお昼頃、当校の教師の1人からいきなりメッセージが入りました。「いま、TM1の講義に参加しています」と。そして、「いつ、開講するとの連絡があったの?」と聞くと返信は、
last night(昨日の夜)
半年待たせて、一切の経過報告もなしに、いきなり前日の夜に連絡してきて「明日来い」。これがフィリピンなのです。言いたくありませんが、この国には本当に「思いやり」という言葉がかけているのです。
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