大切なのは、自分の時間を作って、自分で正しい情報を取りにいくこと。




 

前回の続き。

 

日本を離れることで得られたもの、それは「自分の時間」。

 

日本にいた頃の私。ブラックではないんですが、「日本で一番しんどいのではないか?」って感じの会社で働いていたので、日常生活はもう完全に仕事に侵食・占領・汚染されていたわけです。ですから、「自分で情報を取りにいく時間」なんて全然ありません(言い訳ですが)。全てが仕事優先。朝の出勤時に日経新聞を読んで、帰宅後にビール飲みながら報道ステーションを見る。正直、仕事以外の情報収集ってこれだけでした。我ながら情けない。日経新聞に報道ステーション。この二つに洗脳されたら偏ったマスコミの奴隷の出来上がりです。「日経新聞と報道ステーションは毎日チェックしろ」という上司がいたら、その会社すぐ辞めた方がいいです。間違いなく、数年後にはそういう上司みたいな人間になってしまいますよ。



そして、まあ、あれこれ色々あって2012年の8月1日にイギリスに渡りました。12月上旬までの4ヶ月は、素直に愚直に真面目に勉強しました。目的はMBA取得よりも英語学習だったので、一切日本語を使わない日が続き(自分に強いました、基本ドMなので)、久しぶりに日本人の友人と話すとすんなり日本語が出てこなくて、日本語&英語ミックスの完全ルー大柴状態になることもしばしばでした。それはそれで、良い経験でした。貴重な経験でした。いま考えても、自分の英語力の頂点はあの時だったかも?と思ったりします。ところが、12月の初旬に大きな転換点が訪れます。8月1日にイギリスに渡ったことよりも、もしかしたら大きな分岐点だったかもしれません。

 

39.5度の高熱

 

実は高熱を出す数日前から家のボイラーが壊れてしまい、暖房が使えなかったのです。そして、修理会社に電話しても「すぐ行きます」と言っては来ない「行く行く詐欺」状態。ホント、イギリス人っていい加減なんです。ですから、家の中でもコートを着て、当時のモジュール/教科であるCorporate Finance/コーポレート・ファイナンスと格闘していました。イギリスの冬って全然太陽が出ないので身も心もかなり追い込まれます。そして、ある日突然、私の体が「少しは休め」という警告を発したのです。39.5度という数字には驚きましたが、体が「熱」を欲していることは理解できたので「自然の摂理」として冷静にこの体調異変を受け入れることができました。不思議と余裕もあって、この窮地を何となく楽しむことさえできました。まずは、一晩ぐっすり寝ました。泥のように、ベッドに吸い込まれるくらいの深い眠りに落ちました。翌朝は38度台まで体温は落ちていました。しかし、まだ動ける状態ではありません。Corporate Financeの最終日、MBA生活の中で最初で最後の欠席をしました。しかし、家にいても何もすることはありません。ふと、youtubeを開きました。何となく「英語は嫌だな」と思いました。脳に休憩を与えよう、ということで渡英後ほとんど観ることのなかった日本語のビデオを観始めました。

 

メチャメチャ面白い!

 

そこには私が知らない世界が広がっていました。

 

経済・歴史・国際政治・金融・経済政策・ビジネス等について、それまでは全く知らなかった論客達が、極めてロジカルに、客観的なデータや事実に基づいて、説得力のある議論やレクチャーを繰り広げていたのです。そこには、至極全うな議論がありました。マスメディアでは語られない事実が、ありのままに語られていました。驚きました。「俺、狭い世界で生きてたな〜」と痛感させられました。ですから、その後のイギリス生活はMBAの課題はこなすものの、こうしたビデオを貪り見ることに多くの時間を費やすことになりました。これができたのも、「自分の時間」を持つことができたからに他なりません。恥ずかしながら、私は会社を辞めて、日本を離れて、初めて「日本」を知ったのです。

 

反論を覚悟で書きます。企業に勤めている日本人の方と話す機会があると、大きな情報格差を感じることがあります。もっと分かりやすく言うと「モノ知らないな〜」って思うのです。以前の自分を見ているようです。彼らは仕事に忙殺されています。どこの会社でもできる人にどんどん仕事が集中し、できる人から「自分の時間」が奪われていきます。先日あった友人がこんなことを言っていました、「会社以外の人と話すの久しぶりなので、新鮮で楽しかったです」。まあ、「楽しかったと」いう部分には幾分の社交辞令があるにしても、「新鮮」という部分はきっとホントなのだと思います。そりゃ、勉強してる時間が違います。自分で情報を取りに行っている時間が違います(基本ヒマなので)。ホリエモンも言っています。圧倒的なインプットと圧倒的なアウトプットをするために圧倒的な努力をしている、と。アンチ・ホリエモンの人も多いようですが、彼の情報量って半端ないです。だから、あんなに色々アイデアを思いつくんです。もちろん、決定的な地頭の良さはあるのですが、僕はホリエモンのことを「努力の人」だと思っています。刺激が欲しい人は、是非、ホリエモンのメルマガを購読してみて下さい。彼の超人的な活動量にきっと打ちのめされることでしょう。

 

ハナシを元に戻します。情報って本当に重要です。「それ知ってれば違ったのに」「それ教えてくれてれば◯◯したよ」。よくあるハナシですよね。相談する人で結果は変わる、これもその通りだと思います。しかし、いまはググれば大抵のことは分かります。答えまで見つけられなくても、「誰に相談すればいいか」くらいは、グーグル先生が教えてくれます。経済について学びたかったら、youtubeに公開されているビデオで十分勉強できます。マスコミによく登場する似非経済学者なんて軽く論破できるくらいバッチリ学べます。小さい頃から刷り込まれてきた自虐史観を一気に取り払ってくれる良質の歴史コンテンツで、ネットは溢れています。イチイチ、目を見開かされます。池上彰の番組を見る何倍も「そうだったのか?」と思わせてくれます。

 

人は情報をベースに進む方向を決めます。誤った情報は判断を誤らせます。そして、正しい情報は人生を正してくれます。きっと、豊かな情報は人生を豊かにしてくれます。情報って大事です。正しい情報を得ることって本当に重要です。そして、それはネットに溢れています。あとは、それを探しに行く「自分の時間」を作るだけです。

 

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日本とは言語も文化も全く異なる別世界のフィリピン。セブ在住5年の筆者が、セブ島での生活とビジネスをリアルに語ります。嘘&誇張一切なし。ガチで書いてます。


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