フィリピン・クオリティ フィリピンのメガバンクBPI編




 

2016年8月30日の15:51に、一通の偉そうなメールが突然入りました。送付主は、フィリピンのメガバンクBPI様。読むのも面倒なのでサクッと削除しようとしたのですが、割りと強めな単語が目についたので最後まで読んでみることにしました。

 

要点は下記の通り。

1. 8月31日までにあなたの顧客情報を最新のものに更新しないとATMが使えなくなり、全ての手続き処理は銀行の窓口で行うことになる。

2. 顧客情報の更新には、3つの書類を揃え、近くの銀行窓口に8月31日までに届けること。

3. 7月3日に同内容のメールをあなたに送ったが、手続きがまだであれば手続きをお願いします。

 

まあ、こんなシンプルなことを伝えるのに1,000語を超える長々としたメールを送ってくるあたり、全く顧客目線に立っていません(マジ読むの面倒)。しかも、問題満載。



まず、7月3日にこんなメールは受け取っていません。私は情報処理には自信があります。これまで、「ごめん、あのメール見逃した」とか言って謝ったことは一度もありません。前職時代も膨大なメールに全て目を通す特異な人間として通っていました。「7月3日に送ったというならその時のコピー送れ!」と返信したいところですが、そんなことを猿に言っても通じません。結論は見えています。返信は絶対に来ません。

 

次に、デッドラインが8月31日なのに、メールが届いたのが前日の30日。しかも、時刻は午後3時51分。フィリピンの銀行は、6時まで開いている支店もありますが、早く閉まってしまう支店もあります。つまり、残された猶予はたったの1日。客を客とも思わないフィリピン文化の真骨頂ですね。

 

選択肢は一択。言われた通りに手続きするしかありません。

 

本ブログでもフィリピンの銀行のサービスレベルについては、何度も書いていますが「窓口でしか手続きができない」とは、「毎回30分以上待たされる」という意味です。ただのいじめ、拷問。ドMの私でも、こんなプレーには付き合えません。また、日本のように電話してクレームを言うという選択肢もありません。クレームを言う相手に繋がるまで、フィリピン名物「盥回しの刑」にあうことは火を見るよりも明らかです(そして、きっと誰も謝罪はしないでしょう)。

 

このメールを読んで、銀行に行くことを即決した判断力。
そろそろ、フィリピン・エキスパートを自称しても良い頃でしょうか…

 

さて、翌日仕事を早めに切り上げ、最寄りのBPIへ。そして目の前に出現した光景に愕然。

 

 

 

Closed(閉店)

 

 

 

おい、おい、おい!!

 

 

 

到着したのは16時40分。閉店時刻は16時30分。ちょっと、フィリピンの銀行にしては早過ぎます。しかし、ここでも私は100点満点の対応でハードルをクリアしていきます。

 

暇そうにしているガードマンに笑顔で、クヤー、ヘルプミー♫

 

フィリピンはどんな時でも下からいくのが鉄則。生まれた時から虐げられてきたフィリピ人に、一時の殿様気分を味合わせるのです。そりゃ、猿でなくても木に登ります。簡単です。

 

サクッと中へ通してもらい、待つこと約3分で窓口へ。担当の女性に書類を提示し、何をしに来たかを説明。そこでこの担当女猿が一言。

 

 

あっ、この手続きの期限は9月末に延びたんです。

 

 

これこそ、フィリピン・クオリテイ。前日に脅迫状のようなメールを送ってきては、翌日に手のひら返し。きっと、多くのフィリピン人から苦情があったのでしょう(きっと偉い人の友達からです。これ絶対間違いないです!)。まあ、結果的に手続きはスムーズに終わったので文句はありませんが、一応一言先方には言いました。「それいつ決まったの?決まったらメールくれればいいのに」。はい、当然無反応。ここでも、フィリピン奥義「都合の悪い質問には答えない」がさらっと炸裂。まあ、これも予想できた反応だったので、それ以上は何も言わず銀行を後にしました。

 

BPIって超大きい銀行です。日本なら、みずほとか三井住友とかそんな感じです。フィリピンのクオリティを知って頂くには格好の事例でしょう。最後に偉そうな長ったらしいBPIのメールを添付して終わりにします。

 

Dear Sir/Madam:

On June 3, 2016, BPI requested you to update your account information pursuant to the Bangko Sentral ng Pilipinas Circular 706 which required financial institutions to regularly update its customer information records. In this connection, we have requested you to accomplish and submit in any BPI branch nearest you the following documents:

1. Customer Information Sheet (CIS);
2. Foreign Account Tax Compliance Act (FATCA) Form
3. One (1) clear photocopy of any of the valid identification cards (ID)

We are re-attaching the CIS and FATCA Form in this e-mail.

In case you have not yet accomplished and submitted the above documents, please submit them to any BPI branch nearest you not later than August 31, 2016. You may also send original filled out documents via courier or mail to your branch of account. Please note that no updating can be done via online, as updating can only be done through the printed forms.

If you are unable to update your information on or before August 31, 2016,
your transactions can only be serviced over-the-counter with any BPI branch. You will not be able to access your account via any of BPI’s 24/7 electronic channels (i.e. ATM, Online and Mobile) until you have actually submitted your CIS and ID.

 

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日本とは言語も文化も全く異なる別世界のフィリピン。セブ在住5年の筆者が、セブ島での生活とビジネスをリアルに語ります。嘘&誇張一切なし。ガチで書いてます。


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