さて、今日はフィリピンの株価について。
下記が過去5年のフィリピン平均株価の推移です。
過去5年で1.52倍
過去5年での最高値は8127ペソで、2012年1月株価の1.76倍
アメリカS&P500は、過去5年で1.83倍
なかなか優秀ですね。超低金利の定期預金に預けるより、文字通り数百倍利益がでます。実はアメリカの株価って堅調で基本右肩上がりなのです。そのアメリカと遜色ないって、株価に関していえばやはりフィリピンは優秀です。では、今年の見通しはどうか?基本的には8000ペソを超えてくるでしょう。根拠は、人口とGDPです。単純ですが、個別銘柄の予想とは違って、マクロは意外と簡単です(長期目線なら)。
最近はアメリカの利上げの影響で株価は軟調ですが、まあそのうち回復するでしょう。2016年の前半に株価が大きく下がったのも、2015年12月のアメリカ利上げの影響ですから。ジャイアン(アメリカ様)には逆らえません。
次に、フィリピンペソ。
さすがに、最近のドル高の影響は受けていますが、フィリピンペソってかなり安定しています。他の新興国のように通貨暴落のリスクとかほとんど聞いたことがありません。韓国ウォンなんかより、全然安定しているような気がします。理由は海外からの送金?フィリピンは出稼ぎ王国。GDPの10%は出稼ぎ労働者からの海外送金で稼ぎ出されている国です。つまり、常に大量の外貨(主にドル?)がペソに換金されているのです。そう、安定した「ペソ買い」が入るわけです。そういう意味では、フィリピン人の英語力はフィリピン最大の武器なのかもしれません。あの英語力がなければ簡単に出稼ぎには行けませんので。
一方で、この「出稼ぎ依存」こそが、フィリピン人の就業率の低さの一因でもあります。家族に一人でもOFW: Oversea Filipino Workers(海外出稼ぎ労働者)がいれば、他は誰も働かなくても食べていけるのです。というか、羽ぶりの良いフィリピン人を見ると、「家族にOFWがいるのかな?」と勘ぐってしまう私は、既にかなりのフィリピン通かもしれません。OFWが帰国した時に、送金したはずのお金が全部使われていたなどという話は全く珍しい話ではないのです。フィリピン人の英語力、諸刃の剣ですね。
ということで、今年もフィリピン株への投資は自信を持って継続です。やめる理由が見当たりません。希望的観測ですが、多分今年は株価的には良い年になると思います。私はトランプの経済政策には大賛成です。すごく全うなこと言ってます。そして、アメリカが好景気になれば、世界も引っ張られるというのが従来の法則です。ですから、日本株も買いだと思っています。実は、イギリスも現在、株価史上最高値に湧いているのです(豆)。
投資は自己責任で!!
怖いのは中国だけですね。色んな意味で。。。
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