フィリピンでヒトを一人雇った場合の会社側の負担額は?




 

セブへの進出を検討されている方の最大関心事の一つは、フィリピン人の人件費。確かに安いです。物価と比べても安すぎます。

例えば、セブなら最低賃金は366ペソ。いまのレートでなんと、813円。これ日給です、もう一度言います、1日働いて813円です。

 

地域により異なるのでご注意下さい。マニラはもっと高いです。

 

ですから、私の知る限り大卒初任給は8000ペソ程度なのです。そして中には、この金額すら払わない経営者が多いそうなのです。ですから、フィリピン政府は「最低賃金」を声高に叫び、企業への抜き打ち検査を実施したりもするのです。



 

ところで、人を雇う場合は、給料以外にも経費が発生します。今日は、この辺の事情について簡単に解説してみます。

 

(例)月給1万ペソ(約22,000円)の場合(独身者)

・所得税:588.3ペソ
・SSS(社会保障):363.3ペソ
・PhilHealth(健康保険):125ペソ
・Pag-ibig(住宅基金):100ペソ

上記を控除した従業員への支給額:8791.67ペソ

 

次に、会社側が実際に収める複利厚生費

・SSS:1,110ペソ
・PhilHealth:125ペソ
・Pag-ibig:200ペソ

よって会社側が負担する合計額は、10,804.97ペソとなります。

要は、月給額のプラス約8%の負担が発生するということです。実際の金額は、給料額に応じて変動します個別に計算して下さい。

 

また、毎年12月にはThe 13th Month Payという月給1ヶ月相当(実際はやや違いますが)のボーナスを支給する義務があるので、それも試算に組み込んで下さい。

 

フィリピン人は職を転々とします。せっかく色々教えたのにすぐに辞めていく、という話をよく耳にします。セブで離職率を下げるための方策の一つは、こうした福利厚生をしっかりと従業員に提供することです。給料を上げるのは勿論効果的ですが、それ以上に効果的かもしれません。フィリピン人はこの辺よく見ています。大切なのは「経営者が従業員のことをしっかり考えている」という安心感を与えることです。

 

上記の計算、もし間違っていたらスミマセン!多分、大丈夫だと思いますが汗

 

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日本とは言語も文化も全く異なる別世界のフィリピン。セブ在住5年の筆者が、セブ島での生活とビジネスをリアルに語ります。嘘&誇張一切なし。ガチで書いてます。


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