9Gビザ(就労ビザ)を新しいパスポートに移し替える「リスタンプ」という儀式




 

最初に、この記事を読む上での前提知識を整理します。

 

(1)外国人がフィリピンで合法的に働くためには「9Gビザ」が必要です。

(2)9Gビザの有効期限には「1年」と「3年」のものがあります。

(3)9Gビザとは、物理的には「パスポートに押されたスタンプ」のことです。

(4)パスポートを更新した場合は、9Gビザを新しいパスポートに移し替える(これを「リスタンプ/restamp」と言います)必要があります。

 

そして、ポイントは(4)の手続きはマニラの移民局本部(BI Head Office)でないとできないという理不尽な事実です。

(参考)
Restampをせずに、フィリピン出入国の度に新旧パスポートを持参する方もおられるそうです。これでも空港は通過できるそうです。

 

ということで、几帳面な私はマニラにRestampに行って参りました。以下、「マニラRestamp紀行」です。

 

 

1、パスポートの更新

 

私はセブシティのケッペルタワーにある日本領事館で行いました。

10年パスポートで、料金は7510ペソ。

申請して4日後くらいで受領できました。

「申請の待ち時間ゼロ」「受領の待ち時間ゼロ」と、ここフィリピンで存分にジャパン・クオリティを満喫させて頂きました。

セブ在住者の方、パスポート更新は日本よりもセブの方が多分楽チンです。

詳細は、在フィリピン日本大使館のウェブをどうぞ。
https://www.ph.emb-japan.go.jp/visiting/consular_j/new%20visa/consul_ppt.htm




 

2、リスタンプ

 

早朝6:50発のエアアジアでマニラに飛びました。

 

理由は、

(1)フィリピンの役所に行くのは朝一が鉄則です。遅くなればなる程待ち時間は長くなります。というか、「その日のうちに終わらない」という事態も普通に発生します。

(2)慢性的な遅延が頻発する「セブ・マニラ間」のフライト。比較的早朝便は送れません(あくまでも私の経験に基づく)。

 

定刻通り、8:10にマニラに到着。8:20にはタクシーに乗り込むも「マニラ名物大渋滞」に巻き込まれ移民局到着は9:20。

たった9キロの距離で1時間掛かりました。料金は260ペソ(普通にメーターを使用しチップも要求してこない珍しい運転手だったのでチップを20ペソ渡し計280ペソ)。

 

 

マニラの移民局本部様に到着。

 

(1)申請者の作成

建物に入ってセキュリティを超えると「お客様相談カウンター」みたいなコーナーがあるので、そこで要件を告げます。

すると、紙ファイルに綴じた申請書をくれます。

指示は、

・申請書に記入すること(超シンプルな内容)

・新パスポートと旧パスポートの顔写真のページと、ビザのページをコピーすること

 

コピーは建物の中に1枚2ペソでコピーしてくれる業者さんがいます。

サクッと処理して、紙ファイル代25ペソを支払うと22番カウンターに行くよう指示されます。

 

(2)22番カウンター

待ち時間ゼロで書類を提示して要件を告げると、「ここではリスタンプはしない。306へ行ってくれ」の一言。

何のために22番カウンターがあるのか意味不明だったので質問すると、完全無視。フィリピン名物「答えたくない(答えられない)質問は無視」に久しぶりに遭遇しました。

 

(3)Room 306

カウンターに3人くらい座っていたので、暇そうなお姉さんに要件を告げると、ACR-I cardのコピーを取ってきてくれとのこと。

フィリピンでは、必要書類をその場で言われることが普通なので、どの役所にもコピー業者がおり、そこにコピーに行き時間を浪費することになるのです。

書類と新旧パスポートを提出し、待つこと約1時間半、無事リスタンプという儀式は終了しました。

移民局に到着してからは、ちょうど2時間。フィリピンの役所手続きにしては上出来です!

 

ちなみに下記が9Gビザの実物です。

 

そして下記が新パスポートのリスタンプ。

 

 

最後に要注意情報です。

 

実は、マニラに行く前にセブの移民局事務所(Jセンターモール内)にリスタンプについて問い合わせをしたのです(スタッフにお願いして)。

反応は、下記の通りでした。

・普通はマニラに行て手続きする

・でも俺がなんとかできないこともない

・詳しくはその日本人と話すからそう伝えてくれ

 

要は「お金を払って裏でやってくれる」ということでしょう。コスト的にはマニラまでの航空券代が浮くので裏金を払っても構わないのですが(旅費程度までなら)、次回のビザ更新時に何らかの支障が出るというリスクを取りたくなかったので、今回はマニラに行きました。

 

海外でも、法的手続きは正面切ってやるのが正解です!

 

たまに「裏金払ってすぐできた」「いつでも紹介するよ」と自慢する人がいますが、全然格好良くないですよね。どうして「ぼられたこと」を自慢してるのか理解できません。。

セブのイミグレのオヤジには気をつけて下さい。

 

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日本とフィリピンの絆 激戦地レイテ島に思いを寄せて

 

先日、私の知人がレイテ島を訪れました。

大東亜戦争において、日本軍とアメリカ軍の激戦地となったレイテ島の戦跡巡りの旅です。

その時の様子をまとめた動画、まずは是非ご覧下さい。

 

 

 

まずは、レイテ島のロケーション。

実は、セブの隣の島なのです。

飛行機なら、たった45分で到着する近さです。

そのため、フィリピン第2の都市であるセブでは、レイテからの多くの出稼ぎ労働者が生活しています。

 

動画を観ると、レイテの至るところに戦没者供養塔や慰霊碑が残っていることに驚かされます。

なんと、ここフィリピンに「漢字」で書かれた慰霊碑が数多くあるのです。

 

大東亜戦争においては、50万人の日本兵がフィリピンで戦死されたと伝えられています。

そして、尊い命を失った英霊(日本兵)を、なんと地元のフィリピン人の方々が長い間守ってくれているのです。

 

 

合掌。

 

 

私は歴史修正主義者でもなければ、戦争を美化する人間でもありません。

正しい歴史を学んだ者として、フィリピンの人々に感謝の気持ちを抱くと共に、亡くなった日本兵への尊敬と感謝の念を忘れるべきではない。

ただ、このことを言いたいだけです。

 

 

勿論、人によって事実の受け止め方が異なるのも致し方ありません。

日本軍を非難する人も中にはいることでしょう。

 

 

しかし、多くのフィリピン人が戦後73年経つ今でも、日本軍の慰霊碑を守り続けているのです。

今回、レイテの地を踏んだ(私たちの代表)二人は、地元の方々から暖かい歓待を受けたそうです。

自宅に招かれ、食事をご馳走になったそうです。

そして、そのお礼にチップを渡そうとしても、誰一人としてチップを受け取ってくれなかったそうです。

 

 

二人が、私たちが教科書で教わったような「残虐の限りを尽くす悪魔のような日本兵」の末裔であったとしたら、誰がこのように暖かく迎えてくれたでしょうか?

 

 

大東亜戦争では、フィリピンは不幸にも戦場(シアター)となってしまったのです。

なんと180万ものフィリピン人が命を失いました。

しかし、その大半はアメリカ軍による無差別爆弾投下による犠牲者という説が有力です。

 

 

私はここで、いまになってアメリカ軍を非難するつもりはありません。

彼らも当時は生き抜くために必死だったんのです。

 

 

しかし、アメリカの占領下にあったフィリピンから米軍を追い出し、フィリピンを独立させたのは日本なのです(勿論、フィリピン人の努力あってのことです)。

そう考えると、今回2人が経験した厚遇がす〜っと理解できると思うのですが、皆さんはどう思いますか?

 

 

今回の2人の行動に、自分を恥じました。

セブに住んで4年半、いまだレイテの地を踏んでいない自分を恥じました。

 

 

このブログでは、フィリピン人の悪口ばかりを書いていますが(今後も書き続けますが笑)、この国に住み続けられるのは、フィリピン人の根底にある「親日」の想いのお陰であることは疑いのない事実なのです。

 

 

日本とフィリピンのつながりについては、肯定派と否定派に別れますが、私は自分の経験から断固として肯定派の立場をとります。

 

 

 

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イミグレ(移民局)での長い1日 なんでこんなことで丸一日もかかるのか?(前編)




 

4月5日(木)に、移民局のウェブサイトに私の名前を発見した。

要は、私の労働ビザの申請が通ったということだ。

 

マトモな国であれば、すぐにビザを取得できるはずなのだが、ここは猿の惑星フィリピン。

永遠の発展途上国フィリピン。

いつまで途上と言い続けるつもり?

 

マニラ様からセブくんだりまで、書類が届くのに2週間はかかる。

いまは21世紀、2週間もあれば世界のどこにだって荷物は届くと思われるが、そんな常識でこの国を測ってはいけない。

実際に、かかるのである。

 

ということで、4月23日(月)に満を持してセブのイミグレに向かう。

朝9時に到着し要件を告げると、私のビザが許可された書類を渡される。

そして、それを3部コピーして来いという。

ご丁寧にもイミグレの裏にある弁護士事務所で有料でコピーができるという情報も添えて。

 

フィリピンの役所は書類の原本しか用意しない。

複数必要な場合、それをコピーするのは利用者の役目だ。

とにかく面倒臭い。

 

サクッとコピーを終え、コピーに受付スタンプを押してもらい、指定されたカウンターに提出する。

あとは待つだけ。




 

しかし、この日は少し待ち時間が長い。

と言っても、「1時間待ち」など待ったうちに入らないのが永世後進国フィリピン。

 

しかし、日本人には1時間が限界だ。

いつも通り「絶対怒らないスイッチ」を入れ、柔らかい笑みを浮かべつつ、慇懃無礼スレスレの丁寧な英語で要件を告げる。

 

まだ時間かかりそうですか?

 

すると、そのカウンターにスタッフが意味不明な言葉を発した。

 

3時。

 

何?

 

3時です。

 

????

 

 

なんと9時過ぎに出した書類にサインするのに、3時まで待てという。

 

 

どういうこと?

 

ルールです。

 

何?

 

ここに書いてあります。

 

と言って、全面ガラス貼りの受付カウンターの右下の隅っこに貼られた、5cm*10cm程度の小さな張り紙を指差す土人フィリピン人スタッフ。

 

よく見ると、そこには確かに小さな字で9Gビザの交付は午後3時と書かれている。

 

これを世の中の常識では不親切という。

しかし、この国では至極当たり前の光景だ。

 

まあ、何はともあれ少し苛めてみることにした。

 

 

こんなの誰が気づくの?

あなた、私が提出した時に何も言わなかったよね。

あなたが私の立場だったらどう思う?

どう考えても不親切だよね。

 

 

珍しくソーリーと素直に謝るスタッフ。

しかも2回も。。。

 

まあ、謝った人を許さない訳にはいかない。

謝罪を受け入れ、これ以上時間を無駄にしたくない私は帰路についた。

 

セブ名物の渋滞で、深夜なら10分程度の距離をたっぷり1時間かけて自宅に戻った。

 

こうして私は、移民局に行くことで貴重な午前中を失った。

出来高は、

・コピーを3部したこと。

・そして、移民局のスタッフに謝罪させたこと。

 

一応、フィリピン免疫の低い方に説明しておくと、フィリピン人の役人にSorryと言わせるほどの偉業はない。

この国では、それをミラクルと言う。

それくらい、フィリピン人の役人は絶対に謝らないのだ。

 

こうして私の貴重な時間が無為に失われていった。

 

自宅に戻り、仕事を済ませ、午後2時半にもう一度家を出た。

 

次回へ続く。

 

 

 

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